■■ 戦術2 対策編 ■■
ここではカード操作の技術やチョットしたテクニックなど、実践的なノウハウを3つのステップに分けて説明します。戦術1では初心者〜准位ぐらいまでに身につけたい基本的な知識を、戦術2では中級者が直面する問題の解決策を、戦術3では伸び悩むプレイヤーが更なる躍進を目指すためのヒントを掲載します。対人戦においてはチョットしたカードの配置や、わずかなタイミングの差が勝敗を分けます。コツを掴んでワンランク上の階級を目指しましょう。
▼対策編 項目



・圧倒的じゃないか…ビグ・ザム

 ビーム・バリア、大型メガ粒子砲、ダム少量、初心者の前に立ち塞がるのは緑の壁、ビグ・ザムです。私自身も尉官のころはよく泣かされものです。ビーム主体の編成で挑んだ場合はなかなかの難敵となりますが、複数の対処方法を知っていれば敵ではありません。

【ビグ・ザム注意点

・赤撃ち

長い竿型レンジ。一撃死も十分にあり得る高火力。フロントビーム!

・青撃ち

360度をカバーするドーナツ型。リーチはマシンガン程度。機体周辺は隙間有り。

・ビーム・バリア

ビーム兵器無効。但し300を超えるダメージは貫通。累積16発のビームがヒットすると停止する。

【ビグ・ザム対策】

 1.実弾兵器なら離れて青撃ち

 ビームバリア無視で戦えるので実弾兵器を装備している場合は比較的容易に対応出来ます。中でも有効な武器は連邦「UCロング・ライフル、ジムライフル、ミサイル・ランチャー、180mmキャノン、ハイパー・バズーカ」ジオン「ラケーテン・バズ、ジャイアント・バズ、マゼラトップ砲」です。いずれもレンジが長目であることにお気づきでしょうか?また、ほとんどの武器がそうですが、赤撃ちよりも青撃ちの方が更にレンジが長くなります。そして一方ビグ・ザムの方は…そう!赤撃ちよりも青撃ちの方がレンジが短いのです。これ故、ビグ・ザムが赤撃ちで撃ってくるように距離をおきつつ上記の武器の青撃ちで攻撃をすれば、こちらの方が早くロック出来る上、狙撃効果により大ダメージを与えられます。目押しが出来れば一方的に攻撃出来ます。逆に接近して赤撃ちを狙うと相手の青撃ちの方が早いですから簡単に武器を破壊されてしまいます。これには用心しましょう。
 例え実弾持ちが1機しかいない場合でも、相手がビグ・ザムを出してくるタイミングにを合わせて使えば十分に戦えますので落ち着いて対処しましょう。

 2.ビームバリア停止狙い

 累計16発のビーム兵器がヒットすればビームバリアは停止します。結構大変ですのが、中には比較的狙いやすい武器もあります。
 基本的にジオン限定ですが、ビームマシンガンの場合は簡単に累計16発ヒットを狙うことが出来ます。やり方は1.の実弾のように青撃ちで攻めていけばリスクが少ないです。ステイメンWビーマシの場合はあっという間にビームバリアを止めることが出来ます。
 連邦の場合、多段ヒットが狙いやすいのは最ガンをベースにしたRBR9発撃ち、クロ4号機(PR5号機)の固定武装とBR装備の場合のビーム8発撃ちです。しかしこれらはいずれも赤撃ちに限定されますので、ビグ・ザムが青撃ち可能な状況ではリスクが大きいです。撃ち終わりの隙に狙うのがベストでしょう。カットにくる敵は無視してカルカンなんてのもありです。

3.格闘

 インファイトに自信があれば手っ取り早いのが格闘です。機動の悪いビグ・ザムは張り付かれると何も出来ません。苦し紛れに全方位の青撃ちを狙おうものならガード崩しが入ります。赤撃ちで武器を破壊された場合、もしくは意図的に武器を破壊させて被ダメージをコントロールしながら接近して格闘を狙うのも手です。

4.混戦

 部隊ごと突っ込んで混戦に持ち込み、赤撃ちが出来ないようにする戦法もあります。こうなるとビグ・ザムは立ち回りが難しいです。先にも述べたように青撃ちはガード崩しの危険性がある上、敵味方関係なく攻撃してしまいます。

 このように複数のルートがありますが、バリア停止と他の攻撃方法を併用してしまうと効率が著しく悪くなってしまうので注意しましょう。実弾や格闘を中心に行こうと思った場合は、ビーム兵器はカット用として割り切っておくと良いでしょう。



サイコミュ対策

【サイコミュ兵器の特徴】

 サイコミュ兵器は攻撃レンジが敵機を自動追尾し、尚かつ遮蔽物を超えて攻撃可能という特異な性質を持っています。おまけにサイコミュ兵器の多くは高い機動力を持っているため逃げながらの攻撃が強力です。ver.upでロック速度が上方修正されたこともあり、対処を知らないとまともな戦闘もままならない相手です。しかし弱点もはっきりしているので的確に対処しましょう。

【サイコミュ兵器の弱点】

 1.自機周辺はロックオン出来ない

 サイコミュ機のロックオンサークルは自機の周辺を周回しています。これらは外側の的には反応しますが、内側に対しては無反応です。懐が非常に弱いのです。アムロ曰く「こう近づけば、四方からの攻撃は出来まい」。高機動機で盾防御をしながら距離を詰めていき、格闘に持ち込むと良いでしょう。格闘後もとにかくサイコミュ機周辺に粘着すれば反撃を受けません。

 2.遮蔽物を逆に利用した攻撃

 サイコミュ機は遮蔽物を積極的に利用してきます。これは単に遮蔽物を超えて攻撃が出来るからだけでなく、通常兵器よりもサーチ開始が遅いという弱点を補う目的もあります。全国で出会う場合、おそらく遮蔽物の多い宙域がほとんどでしょう。上手いプレイヤーほどマップ中を逃げ回り、隙あらば物陰からサイコミュを狙ってきます。しかしこちらに青撃ちで遮蔽物越しに撃てる武器があった場合は話が別です。サイコミュのサーチ速度では決して青撃ちに勝つことが出来ません。遮蔽物の裏に逃げた後は毎回サイコミュを狙ってくるので、すかさず迎撃対戦に移りましょう。攻撃の隙を与えなければ相手はなす術もありませんね。但し最後まで逃げ回られて時間切れになるケースも…

 3.弾数が限られている

 サイコミュ機は射撃特化機ですので格闘が出来ません。(例外としてパーフェクトジオングのみ格闘が可能)。そのわりにサイコミュ兵器は弾数が乏しく、3〜4回の攻撃で使い切ってしまいます。また攻撃レンジの特異性から中長距離からの攻撃が多くなり、戦場を広く使っての戦闘になります。つまり、母艦での補給が必須でありながら母艦の護衛は苦手としている困った仕様です。この矛盾点を見逃すわけにはいきません。シャア曰く「君の生まれの不幸を呪うがよい」。 さっさと母艦に集中攻撃をかけ、相手の兵器を無効化してしまいましょう。




・恐怖、GP02サイサリス

 尉官〜佐官の間に1度は遭遇する強敵、サイサリスについて書きます。代表的な編成は「UCガトー+GP02+ビーム・マシンガン(ガーベラ適正)+オサリバン+ビームバリア」、艦長アサクラ、残存コストで僚機を組むという感じです。

【GP02サイサリスの戦法】

序盤は引きこもり→

長距離からの牽制と僚機のカットで時間を稼ぐ→

盾が壊れるとオサリバンを生かして高速修理→

「ソロモンよ! 私は帰ってきた!!!!!」→

終盤は必要に応じてガン逃げも有り。 

 サイサリス自体は非常に優れた機体です。機動の高さに加えて固定バルカンがとにかく強力で、ビーム・マシンガンと合わせて攻撃すると並のMSであれば瀕死〜即死の威力が有ります。そしてもちろんビームサーベルもとっても強いです。さて対策ですが↓

【サイサリス対策】

 1.盾破壊+母艦撃破

 核発射前に盾と母艦を同時に破壊すれば、サイサリスはコストばかり喰う穀潰しデッキに豹変します。時間はありません。サイサリスの機影を見かけたらすぐに距離を詰めましょう。積極的にしかけていけばサイサリス自体は当然逃げますので、まずは手始めに相手母艦に粘着して集中砲火を加えるとしましょう。通常の編成であればこの時点で数的優位の状態にあるはずなので、母艦と敵の僚機を叩くのは難しくないはずです。弾切れを回避するためこちらの母艦も前線近くまで移動させておきましょう。サイサリスが逃げ腰の間は必ずこちらが有利な展開のはずです。持てる限りの火力を母艦に浴びせましょう。母艦と僚機を撃墜したら次は当然サイサリスの番ですが、高機動を生かして逃げ撃ち、裏取りでこちらを翻弄してくると思います。攻撃力が高いので慎重に対処しましょう。また、サイサリスは硬い盾を持っていますが、これは核を撃つために必須条件ですのであまり防御をしたがらないはずです。格闘を織り交ぜて攻撃すれば牽制にもなります。

 2.チャージ完了を許してしまった

 チャージ完了を許してしまった。恐怖の核が来る。もうダメでしょうか? いいえ、諦めたらそこで試合終了だと安西先生も(ry この状態からでもまだ十分に戦えます。相手の行動を読んで最大限の反撃を喰らわせましょう。まずこの段階での相手の心理は「核を撃ちたい」の一択です。つまり、

1.距離をとる  2.赤撃ちで核を放出

という行動にでます。相手の行動がわかれば対処は簡単です。サイサリスの機動があれば距離をとるのは簡単ですが、長距離の赤撃ちはロックオンに時間を要します。追いかけて行って青撃ちをしかければ武器破壊を狙えます。相手母艦が健在であれば接近して攻撃をしかけることにより暫く核を抑制することもできます。可能な限りの抵抗を試みましょう。ただでは核は撃たせません。あらゆる抵抗が間に合わない場合は機体を散開させて被害を最小限にとどめることも重要です。この場合、1機をおもいきってサイサリス側に走らせると更に効果的です。マルチロックをかける余裕させ与えなければ核の被害は軽微なもので済むはずです。



 脅威、ガンダム最終局面仕様

【ガンダム最終局面仕様の特徴】

 ver.1.01の改修により姿を見る機会が少なくたった最ガンですが、脅威の攻撃力自体は衰えていません。先読みアムロ搭乗の最ガンはやはりコストに見合うだけの強さがあります。未だ泣かされているプレイヤーも少なくないようなので簡単な対処法を紹介します。まず、ユニットの解析から。

【想定敵部隊】

隊長機…先読みアムロ+最ガン+RBR×2+オサリバン

2番機…サリー+ジムカス+伏兵+ジムライフル+コマ盾

艦長…ニック・オービル

 戦法は「先読みから有無を言わさずビームライフル×9発で瞬殺」という単純なものです。コスト700にも達する屈指のブルジョワユニットで有りながら低い階級で猛威を振るっているのは、この単純明快な強さ故でしょう。そして単純が故に対処も簡単です

【ガンダム最終局面仕様対策】

 1.武器破壊

 最ガン相手に正面から撃ち合いをすれば、先読みで瞬殺される結果は目に見えています。ならば最初から武器破壊を狙っていくのが鉄則です。鬼火力の最ガンは高確率で赤撃ちを仕掛けてくる点もポイントです。確実に武器破壊をする為にはマシンガン系のような防御撃ちで5発以上撃てる武器が好ましいでしょう。機動は高くないのでそう簡単にはロック切りは出来ません。2度武器を破壊をすればそこにいるのは背シルガンダムです。高コストを考えると既に死に体も同然です。オサリバンやニック・オービルを併用しているケースが多いので、武器破壊をしたらなるべく補給の隙を与えないように追撃を加えましましょう。また、稀にこの武器無し状態から格闘をしかけてくる場合があります。アムロ+適正機の組み合わせであるため格闘成功率は高いです。こちらも盾を破壊されて補給に行きたいタイミングですが、補給中にまとめて斬られると被害は甚大なものになります。相手にこの選択肢が残っていることを忘れてはいけませんね。読んだ場合は散開して逃げるか、赤撃ち目押しできっちり潰しましょう。

2.懐が弱い

 実際に使ったことがある人なら知っていることなのですが、これは意外と盲点なようです。最ガンの赤撃ちはビームです。ガンダムなのに赤撃ちバルカンがありません。つまり接近戦に対してバルカンで対処するという選択肢が元々ありません。また、ビームレンジのみであることは同時にロック切りをされやすいことを意味します。横に回り込みながら切り込めば案外簡単に格闘が成立したりするわけです。え?格闘避けられる? 知りません。

3.あえて先読みを発動させる

 もう一つの弱点が実はパイロット側にあります。アムロの特殊能力、先読み攻撃です。先読みは非常に強力な能力ですが。完全自動で発動してしまう上、発動後は相手よりも攻撃レンジの回復が遅いという難点があります。それゆえ交戦したパイロットで更なる追撃、というアグレッシブな兵法も可能です。つるべ以外の選択肢が存在することを覚えておきましょう。加えて高コストの最ガンはカット役の僚機を満足に選べません。先読み発動後のかけひきはこちらにアドバンテージがあります。




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